福音総合研究所・夏期公開講座
2004年8月7日(土)
S. Joel Garver Lectures on “Open Theism”
ジョエル・ガーバー氏、
『神の未知性』神学論争について語る
ここ日本ではまだ耳慣れないが、1990年2月、『クリスチャニティ・トゥデイ誌』は 既に Open Theism (開かれた神論) を福音主義神学の“大転換”と位置づけた。伝統的正統派神論における主権性に対し、真っ向から否定の立場をとり、“神の未知性”を主張するオープン神論者の台頭により、今日なお米国福音派の間では、神の主権性に対し疑問を抱き異論を唱える者が数を増している。その中でも代表格であるC・ピーノックおよびG・ボイドの両氏は、キリスト教神論の抜本的再構築を訴えている。福音主義信仰の未来にとって、神論こそが現在我々が取り組むべき最も重要な神学的課題ではなかろうか。
初来日する改革派哲学者ジョエル・ガーバー氏は、二回の連続講義で、Open Theism を研究テーマとして取り上げ、論点整理し、同論が問題視する課題を提示し、その伝統的キリスト教教理への反論に答える。
※当日、講演は通訳付きです。ご希望の方には講演の全文(英語)、もしくは和訳版を差し上げます。
■ S・ジョエル・ガーバー博士 (Dr. S. Joel Garver) 略歴
1969年ペンシルバニア州アビントンに生まれる。ペンシルバニア大学卒業 (哲学・英語専攻) 後、シラキューズ大学にて著名な哲学者ウィリアム・P・アルストン氏に師事し、1991年に博士号を取得
(博士論文の題目は“Responsible Believing, a Study in Christian Epistemology/根拠ある信仰、キリスト教認識論の一考察”)。専門分野は認識論、哲学的神学、倫理学。現在、フィラデルフィア市内にあるラサール大学で哲学の助教授として教鞭を執る傍ら、神学修士を取得中である。フィラデルフィアの第十長老教会の執事。
プログラム
2004年8月7日(土)
受付開始 9:45
午前 10:00 - 11:30 講義 I
午後 1:00 - 2:30 講義 II
2:30 - 3:00 応答
3:00 - 4:00 質疑応答
■参加費 1,000円 [税込] ※当日受付 ※神学生は入場無料
■申込方法
下記の連絡先までお申し込みください。
定員になり次第、締め切らせていただきます。
■連絡先
福音総合研究所
〒180-0006 東京都武蔵野市中町1-28-1丸和ビル1F
Tel: 0422-56-2840
■会場
三鷹産業プラザ 701-702会議室
JR中央線三鷹駅南口より徒歩7分。中央通りを南下、3つ目の
信号「三鷹産業プラザ東」交差点を右折、1つ目の角。
URL: http://www.mitaka.ne.jp/tmo/
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