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    バートランド・ラッセルはなぜキリスト教徒ではなかったか

    1997.8.24  ラルフ・A・スミス著  工藤響子訳


    はしがき

     

    バートランド・ラッセルは、その見識と雄弁さにおいて、おそらく今世紀最も優れた無神論のスポークスマンと言えるだろう。誰も彼の哲学者としての実績を疑うことはできないし、ノーベル文学賞受賞者である彼がコミュニケーションにおいて優れた才能の持ち主であったことは否定できない。彼の天才的な哲学的能力と、その著述に明らかな一流の伝達能力から見て、ラッセルの影響がこれからもしばらく続くことは確実だ。そこで私は、1927年に行なわれた講演の書き起こしである、このラッセルのエッセイ『なぜ私はキリスト教徒ではないか』に対して、キリスト者の側から批評を提示することには意義があると考えたのである。

    この小冊子の初稿を書き終えた後、弁証学のファイルを調べていた際に、私はラッセルのエッセイを反駁するグレッグ・バーンセンの記事を見つけた。私の原稿はこのバーンセンの記事に助けられて手直しが加えられたわけだが、初稿の段階から既にバーンセンの弁証学に関する講義テープに負うところが大きかった。バーンセンのカセットテープ・コースは、コルネリュース・ヴァン・ティルに追随しており、キリスト教こそが人間の知識にとって必要不可欠な前提であることを証明する弁証論的アプローチを説明している。今回私はそのアプローチの適用を試みた。私がヴァン・ティルのアプローチに忠実であったかどうか、また、そのアプローチがその目標を達成しているか否かは読者ご自身が判断するところであろう。

    「序」へ続く


    文中の訳者注は [ ] で示した。ラッセルの引用部分については、『宗教は必要か〈増補改訂版〉』(大竹勝訳、荒地出版社) を基本的に転用させていただいたが、1968年に訳されたということもあって難解な言い回しはわかりやすくし、全体の要点を伝えるために意訳されていた部分は直訳にもどすなど、多少の手を加えた。
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